ドイツの自動車部品メーカー、HBPOはこのほど、同国南西部ザールラント州のクラインブリッタースドルフ(Kleinblittersdorf)で新工場を建設すると発表した。同社にとって独国内で6カ所目の工場となる。フロントエンドモジュールを製造し、2020年9月から近隣のダイムラーの工場にジャスト・イン・シーケンス方式で納入する計画だ。


新工場は今年9月に起工する予定。建屋の床面積は1万5000平方メートルで、同社にとって最大規模の工場となる見通し。すでに従業員の募集を開始しており、来年末までに100人前後を雇用する方針だ。

HBPOによれば、同社はすでに5月にザールラント州ザールブリュッケンの臨時施設で量産準備を目的とした試作を開始。新工場ではまずダイムラーのスポーツタイプ多目的車(SUV)向け、その後にSUVの電気自動車(EV)向けのフロントエンドモジュールを製造する。将来的には様々な外装部品を組み立て、親会社の仏プラスチック・オムニウム(PLOF)に納入するとしている。

2019/7/19

 

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