仏PSAグループ傘下の独オペルはこのほど、イスラエルの自動車輸入業大手のルビンスキー・グループ(Lubinski Group)と輸入・販売代理契約を締結したと発表した。今後ルビンスキーはオペルの車両を輸入し、イスラエル市場で販売する。ルビンスキーはこれまでにもPSAグループの提携先として、プジョーやシトロエン、DSなどのモデルを同国で販売してきた実績を持つ。


オペルは昨年、イスラエルで3000台余りを販売。最もよく売れたのはスポーツタイプ多目的車(SUV)の「クロスランドX」だった。今回の契約により中東地域での成長を目指す狙いだ。ただし、ルビンスキー以前の契約先については言及していない。

同社は欧州域外での増収を目指す「PACE!」計画を掲げており、2020年までに欧州域外での販売台数を現在の2倍に増やしたい意向。20年半ばまでに同社の販売総数の10%にあたる台数を欧州域外で販売することを目標としている。同社はまた、22年までに20カ国の新規輸出市場に参入することを計画しており、すでに年内にロシア市場に復帰することを発表している。

2019/7/22

 

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