自動車業界誌の独Automobil Produktionとコンサルティング会社の独アガムス・コンサルト(Agamus Consult)が共催する「自動車リーン生産賞(Automotive Lean Production Award)」の2019年度のOEM賞は、CNHインダストリアル傘下のイタリアの商用車メーカー、イベコ(IVECO)のスペイン北部バリャドリッド(Valladolid)の工場が受賞することが決まった。11月に授賞式が行われる。自動車リーン生産賞は2006年に創設。今年の同賞に対しては、17カ国から1200以上の工場がエントリーしていた。

イベコのバリャドリッド工場は、大型商用車の生産ラインと研究開発(R&D)センターから成り、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)グループのワールド・クラス・マニュファクチャリング(WCM)プログラムで最高レベルの「ゴールド」を達成している。

昨年の自動車リーン生産賞のOEM賞は、フォルクスワーゲン(VW)の独ウォルフスブルクの本社工場が受賞している。

■サプライヤー賞はSASオートモーティブのスロバキア工場
OEM賞以外の各賞の受賞企業は以下の通り。

サプライヤー賞――イラクの自動車ビジネス最大手サルダールグループ子会社SASオートモーティブのスロバキアのブラチスラバ(Bratislava)工場。

「特別賞――スマート・デジタル・アプリケーション」――VW傘下シュコダのチェコ北部クヴァシニ(Kvasiny)工場。

「特別賞――リーン・トランスフォーメーション」――カナダのマグナ・インターナショナル傘下の独Magna Autecaの2工場。

2019/7/23

 

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