韓国のタイヤ大手のネクセンタイヤ(Nexen Tire)は5日、チェコ北西部ジャテツ(Zatec)に建設した欧州初の工場の開所式を8月28日に実施すると発表した。同工場は4月に稼働しており、年産能力は300万本で、22年までに1100万本に引き上げる計画。


チェコ工場は15年10月に建設を開始し、18年中の稼働を目指していた。工場の敷地面積は65万平方メートルで、投資額は約10億米ドル。

新工場はネクセンにとって、中国・山東省青島市に次ぐ海外2番目の工場。同社はチェコに工場を持つ現代自動車のサプライヤーで、欧州市場で拡大する需要に対応し、フォルクスワーゲン(VW)と同社傘下のシュコダ、セアトのほか、仏ルノーなど、欧州の自動車メーカーにタイヤを安定供給する態勢を確保する狙いがある。

ネクセンは1942年の創業で、工場は韓国国内の2カ所を合わせて計4カ所。137カ国に500以上のディーラーを展開している。

2019/8/7

 

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