ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツは10日に開幕したフランクフルトモーターショーでセダン型EV(電気自動車)のコンセプトカーである「ビジョンEQS」を世界初公開した。メルセデス・ベンツのEV専門サブブランドであるEQシリーズの高級セダンの方向性を示すモデルと位置づけられている。


ビジョンEQSは4輪駆動で最高出力は350キロワット(約476馬力)。電池容量は100キロワット時(KWh)で、航続距離はWLTPモードで700キロメートルに達する。最高速度は時速200キロで、時速100キロまでの加速性能は4.5秒とされた。350キロワットで急速充電すると、20分弱で電池容量の80%まで充電できる。

高速道路などで自動走行が可能なレベル3の自動運転システムを搭載しているが、将来的にはレベル5の完全自動運転にも対応できるモジュラーセンサーを搭載しているという。

■バンの「EQV」市販車を展示
メルセデス・ベンツは昨年9月にEQブランド初の市販モデルとなるスポーツタイプ多目的車(SUV)の「EQC」を世界初公開。今回のフランフフルトモーターショーではEQブランド第2弾となる「EQV」を初公開した。

EQVの航続距離は405キロメートルとなる見込み。最高出力は150キロワット(204馬力)で、最高速度は時速160キロ。床下に配置したリチウムイオン電池の容量は100キロワット時(kWh)となっている。

2019/9/11

 

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