インドのエンジニアリングサービス会社のL&Tテクノロジー・サービシズ(LTTS)は10日、欧州の自動車メーカーから電動パワートレインの戦略的パートナーに選ばれたと発表した。同社は今後、電動パワートレインのECU(電子制御ユニット)の機能認定を担当する。自動車メーカーの社名は明らかにしていない。


LTTSは複数年契約の下、電動パワートレインのコントローラー設計を評価するためのリアルタイム技術フレームワークを提供し、概念段階から車両の路上試験までの製品開発に関与する。

LTTSのシミュレーションでは、ハードウエア・イン・ループ(HIL)、ソフトウエア・イン・ループ(SIL)、プロセッサー・イン・ループ(PIL)を使用し、コントローラーが仮想シミュレーションにリアルタイムでどう反応するかを分析する。LTTSは社内にソリューション・アクセラレーターも配置し、プロジェクト開発ライフサイクル全体で品質向上と大幅なコスト削減を行う。

LTTSはインドのエンジニアリング・建設大手ラーセン&トゥブロの子会社で、グローバル・デザインセンター17カ所、グローバル・セールスオフィス28カ所、イノベーション・ラボ49カ所を展開。従業員数は1万5900人以上に上る。

2019/9/12

 

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