自動車部品メーカーの米アメリカン・アクスル・マニュファクチャリング(AAM)は18日、米国内の鋳鉄部品事業をGamut Capital Managementに売却することで合意したと発表した。今年の第4四半期(10~12月)中に手続きを完了させる方針だ。


売却額は2億4500万米ドルで、米国内にある10カ所の工場をGamut Capital Managementに引き渡す。鋳鉄部品事業の2018年の売上高は7億8100万米ドルで、乗用車や商用車、各種産業機械向けの鋳鉄部品を製造している。同部門の従業員数については公表していない。利益率の低い米国内の鋳鉄部品事業を売却することで債務の圧縮とAAM全体の利益率の向上を図る。

ただし、AAMはメキシコ北東部ヌエボレオン州エルカルメン(El Carmen)にある鋳鉄部品工場については売却せず、保持する。同工場は引き続きメキシコ国内だけでなく海外の顧客向け製品の製造を継続するとした。

Gamut Capital ManagementはAAMの米国内鋳鉄部品事業を買収した後、独立した企業として運営を継続する方針としている。

2019/9/19

 

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