イスラエルの新興企業、フォーテリックス(Foretellix)は24日、測定可能シナリオ記述言語(M―SDL:Measurable_Scenario_Description_Language )を先進運転支援システム(ADAS)と自動運転車のシステムで利用できるようにするため、自動化システムと測定システムの国際標準化団体であるAssociation _for_Standardization_of_Automation_and_Measuring_Systems(ASAM)の標準委員会に言語概念を提供したと発表した。


多くの専門家が指摘するように、自動運転車のシミュレーションや路上テストでは、走行距離に基づく安全策と評価基準、ディスエンゲージメント(離脱)の数、従来のテスト範囲などを簡単に共有や再利用できない状況にある。

M―SDLの公開により、車両安全性の実証と検証に使用される現在のフォーマット、言語、メソッド、評価基準では不十分なさまざまな点に対処。これにより開発者は、(1)共通で読める高レベル言語を使用し、シナリオの記録、再使用、共有を簡略化する(2)いかなるシナリオと運転条件の組み合わせでも容易に指定して、これまで知られていなかった危険なエッジケースを特定する(3)自動運転車の安全性実証に不可欠な自立機能性の範囲をテストやテストプラットフォームとは関係なく監視・測定する――ことが可能になるという。

M―SDLの概説は、同社のウェブサイト( https://www.foretellix.com/open-language/ )で閲覧できる。

2019/9/25

 

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