ペルーのガラス大手AGPは4日、ベルギーのオースト=フランデレン州ヘント(Ghent)市で新工場を開所したと発表した。透明度を調節できるルーフガラスやヘッドアップディスプレー(HUD)対応の軽量フロントガラスなどを製造する。


新工場の床面積は4万平方メートルで、自動車用ガラスの生産能力は年間300万平方メートル。投資額や従業員数については公表していない。

AGPは1965年の創業で、防弾ガラスなどの技術力に定評があり、ペルーを代表する企業の一角を占める。ペルー国内2カ所のほかにベルギーとブラジル、コロンビアに工場を保有している。従業員数は2000人で、自動車メーカーなど世界各地の650社と取引実績を持つ。

AGPは2018年6月にベルギーの同業ソリベール(Soliver)を買収。ソリベールはアウディやBMW、ダイムラー、ポルシェなどの高級車ブランドやボルボ・トラックスなどの商用車メーカーを得意先としており、欧州事業を拡大していた。今回の新工場はソリベールの既存工場とは別に開設された。

2019/10/7

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する