米国の第三者安全認証機関、アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)は9日、同社の材料試験所2カ所が独フォルクスワーゲン(VW)から認定試験の範囲の拡大を承認されたと発表した。これによりULは今後、米ニューヨーク州メルビルと独西部クレフェルトの試験所でより多くの試験方法を実施することが可能になる。



新たに承認された試験には、多様な内外装部品、コンポーネント評価として環境試験(PV1200など)、表面特性試験(PV3906など)、機械特性や燃焼挙動(TL1010など)、耐薬品性試験やテキスタイル試験などが含まれる。

ULの自動車事業マネジャーのトマス・ワグナー氏は「VWの認定試験を拡大できたことは、ULの自動車サービスのグローバルな拡大と、自動車試験サプライチェーンの信頼されるパートナーとしての地位確立に向けて、大きな意味がある」と述べている。

ULの顧客は、材料試験の要求や、試験結果の評価と文書化の要件を規定したVWのグローバル規格「VW52000」に準じたすべての試験プログラムにアクセスできる。

2019/10/10

 

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