いすゞ自動車は11日、1トンピックアップトラック「D―MAX」を8年ぶりにフルモデルチェンジすると発表した。19日からタイで発売し、順次、各国市場に展開していく。


D―MAXは特にタイで幅広い支持を得ており、2019年度モストポピュラーピックアップ、最優秀省燃費ピックアップ、ベストライフピックアップを受賞するなど、トップブランドとしての地位を確立してきた。

今回のフルモデルチェンジでは、「Efficient_and_Robust」を開発コンセプトとし、燃費性能と安全性を高めつつ、多様な使用環境、さまざまな使い方に耐え得る車を目標に開発。また、デザインも一新し、従来のピックアップトラックの常識を超えた新たなデザインを採用した。

泰国いすゞ自動車(IMCT)は1974年にピックアップトラックの現地生産を開始。累計生産台数は400万台を越え、D―MAXはタイをはじめ、世界約100カ国以上に輸出している。

いすゞは昨年5月に発表した中期経営計画のなかで、「LCV(小型商用車)事業の強靭化」に取り組んでいる。今回のD―MAXのフルモデルチェンジにより、幅広いバリエーションで顧客の多様なニーズに応える商品を提供すると同時に、前中期経営計画で構築した事業基盤を基に販売の強化を進め、LCV事業で市場を牽引する考え。

2019/10/15

 

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