ジェイテクトは16日、北アフリカのモロッコで「ジェイテクト・オートモーティブ・モロッコ(JAMO)」とグループ会社の富士機工(本社:静岡県湖西市)の生産拠点である「Fuji Autotech Morocco(FAMO)」の工場が完成したと発表した。ジェイテクトにとってモロッコ初の生産拠点となる。

ジェイテクトグループは、欧州の自動車メーカーの生産拡大が広がるモロッコで自動車メーカーのニーズを的確につかみ、製品の供給を行うため、2017年9月にJAMOを、18年9月にFAMOをそれぞれ設立した。JAMOは電動パワーステアリング(EPS)を生産。FAMOはJAMOの敷地内に建設した工場でステアリングコラムを生産する。

両社は北アフリカ市場を中心とした新たな供給戦略拠点として、これまで日本や欧州、世界各地で培ってきたEPSの技術と生産に関する知見を生かし、競争力のある生産拠点としてEPSの供給を推進する。

■欧州の自動車メーカーに提案
JAMOは年間30万台のEPS生産を目指し、欧州の自動車メーカーを中心に提案。ジェイテクトは富士機工とともにEPSのナンバー1サプライヤーとして、製品技術を高め、グローバルでの生産対応力の一層の強化を進めていく考え。

2019/10/17

 

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