イランの国民車メーカー、イラン・ホドロ(IKCO)はこのほど、グループ傘下の研究開発(R&D)子会社であるジェトコ(Jetco)が電子制御ユニット(ECU)を開発したと発表した。


現在は試作品の性能テストを実施している状態で、今後8カ月以内に量産化することを目指す。ジェトコがハードウエアとソフトウエアの設計から開発まで一貫して担当したとしており、ECU国産化の意義を強調している。

IKCOはまた、技術センターを設置することを決定したと発表した。ただし、立地や従業員数、投資額などの詳細については言及していない。経済制裁下にある同国ではIKCOの提携先であった仏PSAグループなどが撤退しており、同国の生産台数と販売台数は大きく落ち込んでいることから、同社は国内企業の知見を結集することで難局の打開を目指すとしている。

2019/10/25

 

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