米フォード・モーターは29日、北米でバン「トランジット」を約32万台リコール(回収・無償修理)すると発表した。ドライブシャフトのフレキシブルカップリングに亀裂が生じて騒音や振動が発生する恐れがある。そのまま運転を続けると駆動力が失われたり、予期せぬ動きを示す可能性があり、ドライブシャフトが外れて事故やけがにつながることもあり得るとしている。

リコールの対象となるのは2015~17年モデルのトランジットの一部で、米国が29万3558台、カナダが2万2960台、メキシコが2744台。

■別件で2つの小規模リコール実施
フォードはこれとは別に、スポーツタイプ多目的車(SUV)「エッジ」のシートベルトに不具合があるとして、米国で366台、カナダで65台をリコール。

さらに大型SUVのフォード「エクスペディション」とリンカーン「ナビゲーター」の19年モデルの一部をリコールした。リア・トーリンクのファスナーが適切に締められておらず、走行中に外れる恐れがあるとしている。リコール対象は米国のみで18台。

2019/10/30

 

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