独フォルクスワーゲン(VW)は4日、ドイツ東部ツビッカウの工場で小型EV「ID.3」の量産を開始した。ID.3は、VWのEV専用プラットフォーム(車台)の「MEB」をベースにした次世代EVシリーズの第1弾で、9月に世界初公開していた。来夏から納車を開始する。同社は今後3年間でVWグループのすべてのボリュームブランドで合計33車種のMEBをベースにしたモデルの生産を立ち上げる予定。


ディース最高経営責任者(CEO)は「ID.3がeモビリティのブレークスルーに大きく貢献する」と述べている。

VWは総額12億ユーロ(約1450億円)を投じ、ツビッカウ工場を段階的に100%EV工場へと転換しており、2020年末までにはEV専用工場となる予定。20年には約10万台のEVを生産し、21年からは年間で33万台のEVを生産する計画となっている。

VWは28年までに世界で約2200万台のEVを販売する目標を掲げている。

2019/11/5

 

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