スイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスはこのほど、フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディと車載エクステリアのOLED(Organic Light Emitting Diode、有機EL)照明に関して、構想から設計、量産化、製造、提供まで協力して取り組むと発表した。両社はアウディの将来のモデルで次世代デジタル有機EL技術として導入することを目指している。


アウディは今年9月に開催されたInternational Symposium on Automotive Lighting(ISAL)のデモで次世代のデジタル有機EL技術を紹介。STは完全なプラグ・アンド・プレイ型のシステムを提供。同システムは、照明アーキテクチャーとアクチュエーターICへの組み込み用にSTが特別に適用した車載用高速通信層を利用し、個別に通電される多数のOLEDピクセルの輝度を制御して継続的に調整することができる。

次世代の照明設計では、数百個のOLEDを個別に制御、診断するため、より柔軟なカスタマイズと多様なアニメーション効果が可能。これにより、アウディは独自の設計スタイルを柔軟に採用でき、顧客の安全性もさらに向上するという。

STマイクロのデジタルOLED技術に関するビデオは以下のサイト( https://www.youtube.com/watch?v=DbMk9HzjD4o&feature=youtu.be )で参照できる。

2019/11/11

 

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