ドイツの自動車部品大手ヘラー(Hella)は12日、自動車向けのリレー(継電器)事業を中国のリレーメーカーである宏発(Hongfa)に売却することで合意したと発表した。年内に売却手続きを完了させる予定だ。


売却額は1000万ユーロ(約12億円)で、中国の福建省廈門市にある開発部門と生産部門の子会社2社を宏発に譲渡する。2社の2018年の売上高の合計は4300万ユーロ(約52億円)だった。2社の従業員数の合計は280人となっている。

ヘラーは電動化と自動運転への対応に経営資源を集中させるためにリレー事業の売却を決めた。買い手の宏発はリレーの世界大手の一角を占めており、2018年の売上高は12億ユーロ(約1439億円)だった。

2019/11/13

 

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