日精樹脂工業(本社:長野県埴科郡)は21日、イタリアの射出成形機メーカー、ネグリ・ボッシ(NEGRI BOSSI)グループの株式を取得し、子会社化すると発表した。2020年1月に株式を取得する予定で、これにより議決権の75%を獲得。数年後に残りの25%を取得する予定という。取得額は算定中としている。


ネグリ・ボッシは1947年の設立で、ミラノ市に本社を置き、イタリアのほかにスペイン、フランス、英国、米テキサス州、インドに拠点を展開する。特に超大型射出成形機と成形システムを得意とし、自動車産業を中心に、個々の顧客に合わせた製品やソリューションを提供。高い製品開発力と顧客要求に対応する柔軟なカスタマイズ力を背景に、特に欧州で高いプレゼンスを持ち、広範な業界で強固な顧客基盤を築いている。

日精樹脂工業はネグリ・ボッシの子会社化により、射出成形機分野の事業領域の拡大と強化が可能となる。また、ネグリ・ボッシの研究開発力と販売力を活用し、得意とする中・小型電動射出成形機の事業拡大を図る。

2019/11/22

 

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