カナダの自動車部品最大手マグナ・インターナショナルはこのほど、チェコの自動車用照明部品エンジニアリング会社のWipac Czechを買収することで合意したと発表した。近日中に買収手続きを完了する見込み。買収額は公表していない。同社にとって照明部品メーカーの買収は2社目となる。

Wipacはチェコ東部オストラヴァ(Ostrava)に本社を置き、40人以上の技術者を抱える。アストンマーティンやベントレー、ロールスロイス、マクラーレン、ランボルギーニ、ブガッティ、アウディ、ダイムラー、BMW、ポルシェなど、主に欧州の高級車ブランドにヘッドライトを供給している。

マグナは昨年6月、自動車外装用ランプを製造するイタリア企業のOLSAを買収。今回の買収により、マグナは既存の北米施設に加え、世界各地の11カ所に自動車ランプ事業の生産拠点を、3カ所にエンジニアリングセンターをそれぞれ保有することになる。

マグナの世界全体の従業員数は16万6000人以上で、28カ国の346カ所に生産施設を置き、製品開発、エンジニアリング、セールスセンターを計92カ所保有している。

2019/11/27

 

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