トヨタ紡織は11月29日、傘下のインドの生産会社TBカワシマ・オートモーティブ・テキスタイル・インディア(TBKI)の株式の一部を、独AUNDE Achter & Ebelsに譲渡し、合弁会社を設立すると発表した。AUNDEとの協業により、インドの自動車シートファブリック事業の競争力を強化し、顧客基盤の拡大を目指す。

TBKIはトヨタ紡織の子会社であるTBカワシマの100%出資で2007年に設立。インド南部カルナタカ州に本拠を置き、自動車内装材の製造と販売を手掛けている。株式の譲渡は、競争法当局の必要な審査が完了後、実施する予定。譲渡後の出資比率は、TBカワシマが51%、AUNDEが49%となる。

AUNDEは1899年の創業で、29カ国に工場115カ所を展開し、従業員数は2万3600人に上る。自動車産業で100年以上の経験を持ち、さまざまな車種に内装部品を供給している。

2019/12/2

 

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