南アフリカ自動車工業会（ＮＡＡＭＳＡ）が２日発表した2019年11月の新車販売台数（乗用車、商用車）は前年同月比5.8％減の４万4738台だった。３カ月ぶりの減少。１～11月の累計販売台数は前年同期比3.4％減の49万4996台となった。

■ＬＣＶが２けた減
11月の車種別の新車販売は、乗用車が1.3％増の３万1444台と３カ月連続の増加。レンタカー市場向けの販売が引き続き寄与した。

小型商用車（ＬＣＶ）は22.1％減の１万679台と３カ月連続で減少。中型商用車（ＭＣＶ）は7.6％減の733台と減少に転じた。大型商用車（ＨＣＶ）は4.6％減の458台と２カ月連続の減少。超大型商用車（ＸＨＶ）は1.7％減の1335台と減少に転じた。バスは14.1％増の89台と増加に転じた。

11月のメーカー別の販売台数は、首位のトヨタ自動車が9324台、２位のフォルクスワーゲン（ＶＷ）が8317台、３位のフォード・モーターが4764台だった。現代自動車が2873台で５位から４位に浮上し、ルノーが2818台で５位に入った。日産自動車は2702台で４位から５位に後退した。

■自動車輸出は２カ月ぶり減少
11月の南アの自動車輸出台数は0.9％減の３万5271台と２カ月ぶりに減少に転じた。１～11月の累計輸出は37万4215台で、18年通年の35万1139台を上回っている。

2019/12/4