タイヤ大手の米グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは4日、欧州の物流サービス大手であるレッドスファー(Redspher)と協力し、センサーを内蔵したインテリジェント・タイヤの実証実験を行うと発表した。

レッドスファーが保有するバンに同タイヤを装着し、磨耗率や空気圧の変化などを計測する。レッドスファーのバンは平均して1日当たり450マイル(約720キロメートル)を走行するため、短期間に大量のデータが得られると見込んでいる。

集められたデータをグッドイヤーが開発したアルゴリズムによって解析することにより、レッドスファーが保有するバン全体でタイヤの補修や交換時期などを最適化していく方針だ。レッドスファーは1981年にフランスで創業した物流会社で、フォルクスワーゲン(VW)やルノー、コンチネンタル、フォルシア、ボッシュなど自動車関連の顧客も多いことで知られている。

2019/12/5

 

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