ボッシュとダイムラーは9日、米カリフォルニア州サンノゼで自動運転車によるオンデマンドのライドシェアサービスの実証実験を開始したと発表した。メルセデス・ベンツの「Sクラス」の自動運転車両を使用し、市街地とサンノゼ西部のサンカルロス間でシャトルサービスを実施する。実証実験ではドライバーが自動運転車両に乗務する。


両社は実証実験を通じ、「レベル4」(特定の区域など条件付きでドライバーが関与せず走行可能)と「レベル5」(完全自動運転)の自動運転システムの開発で貴重な知見や洞察を得られることを期待している。両社はまた、自動運転車を公共交通機関やカーシェアリングを含むインターモーダルモビリティシステムに統合する方法についてもさらなる洞察を得たい考え。

両社のスタッフは、独シュツットガルト市と、米サンノゼとサンフランシスコの間にあるシリコンバレーのサニーベール近郊でチームを組み、オフィス空間を共有して、高度・完全自動運転システムのコンセプトとアルゴリズムの共同開発を進めている。ダイムラーは必要な開発車両、試験場とテストフリート用車両を提供。ボッシュは開発作業に必要なコンポーネント(センサー、アクチュエーター、コントロールユニットなど)を担当している。

2019/12/10

 

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