自動車部品大手の独マン・ウント・フンメル(Mann+Hummel)は10日、1500万米ドルを投資し、米テネシー州ダンラップの工場の増設と新設備の導入を行うと発表した。乗用車メーカーのほか、商用車と産業車両メーカーの需要増に対応する。これにより向こう5年間で最大50人の雇用が創出される見通し。

ダンラップ工場は2011年に開所。エアインテークマニホールドとフィルトレーションシステムを製造し、自動車メーカーに供給している。同工場では現在、約300人を雇用している。

リー州知事は、「テネシー州は、国際企業がビジネスを行うのに理想的な場所だ」と強調。マン・ウント・フンメルの工場拡張は、同州の熟練労働者が企業の期待を上回り、投資と成長を可能にした事例の一つだと述べた。

マン・ウント・フンメルは独南部バーデン=ヴュルテンベルク州ルートヴィヒスブルクに本社を置き、世界の80カ所以上で計2万1000人を雇用。米国ではテネシー州のほか、カリフォルニア州、イリノイ州、ミシガン州、ネバダ州、ノースカロライナ州、ペンシルベニア州、サウスカロライナ州、バージニア州で事業を展開している。

2019/12/11

 

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