仏PSAグループ傘下の独オペルは16日、ミニバンの「ザフィーラ・ライフ(Zafira Life)」とスポーツタイプ多目的車(SUV)の「グランドランド(Grandland)X」の販売を開始し、ロシア市場への復帰を果たしたことを明らかにした。オペルは2015年、当時の親会社だった米ゼネラル・モーターズ(GM)の主要モデルとともにロシア市場から撤退していた。


ザフィーラ・ライフとグランドランドXは、ロシアの主要都市のディーラー11社で販売を開始。ザフィーラ・ライフは、首都モスクワの南西180キロメートルに位置するカルーガにあるPSAの工場で生産を開始。グランドランドXはオペルの独アイゼナハ工場から輸入している。カルーガの工場では来年初めから、商用バン「ヴィヴァーロ(Vivaro)」の生産も開始する。

オペルはロシア国内のディーラーの数を来年には倍増する計画。今後数年間は毎年、少なくとも1車種をロシア市場に投入していくとしている。

2019/12/17

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する