フランスの自動車部品メーカー、ノバレス(Novares)は18日、ロシア南西部サマラ州トリアッティで新工場を設置すると発表した。同国の自動車最大手であるアフトワズの工場内にあるサプライヤーパーク内に設置する。同社がロシア国内で工場を設置するのは今回が初めてとしている。


まずは1860平方メートルの施設を賃借し、エンジン部品の生産を2020年5月に開始する。その後、追加で2600平方メートルを賃借し、2021年初めからルーフバーの生産を開始する予定としている。従業員数は2021年までに130人となる見通し。同工場の売上高については、2025年までに1300万ユーロ(約15億8000万円)と見込んでいる。投資額については公表していない。

■ルノー日産向け事業を強化
同社はルノー・日産アライアンス向けの事業を強化しており、ルーマニア南部ミオヴェニ(Mioveni)、モロッコ北部ケニトラ(Kenitra)でも同アライアンス向け部品の工場を立ち上げてきた。今回のロシア・トリアッティ工場が3カ所目になるとしている。

2019/12/20

 

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