小糸製作所は23日、自動車照明機器の製造と販売を手掛けるインドの合弁会社INDIA JAPAN LIGHTING(IJL)の株式29.9%を合弁相手のルーカスTVSから取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は14億8500万ルピー(約22億8000万円)で、27日に株式を取得する予定。


小糸製作所は1997年、インドのモータリゼーションの伸長に対応するためルーカスTVSとIJLを南部タミルナド州に設立。日系の自動車メーカーを中心に、自動車照明機器を提供してきた。インドの自動車市場が今後も長期的に成長することが見込まれることから、単独での事業展開によりさらにスピーディーな経営判断が可能となり、IJLの収益拡大とグループの中長期的な成長に寄与すると判断したことから、完全子会社化を決めた。小糸製作所はまた、IJLの増資を行い、財政基盤の強化を図るという。

ルーカスTVSは二輪・自動車部品大手TVSグループの傘下で、自動車と二輪車用のスターター、オルタネーター、小型モーターなどを製造している。

2019/12/24

 

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