自動運転車向け3Dビジョンシステムを開発する米ベロダイン・ライダー(Velodyne LiDAR)は8日、アナンド・ゴパラン最高技術責任者(CTO)が最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。これまでCEOを務めてきた創業者のデビッド・ホール氏は今後、常勤の取締役会会長に留任し、同社の技術、製品ビジョン、事業戦略の指揮に積極的に関与するとしている。

ゴパラン氏は2016年、先進的研究開発のチームを創設するため入社。ベロダインの技術チームと製品開発チームを率い、高性能、コスト最適化、大量生産を実現するために設計されたライダー(レーザー光線を使った距離計測技術)ソリューションに対する市場ニーズへの対応に当っている。

ベロダインは1983年設立で、カリフォルニア州サンノゼに本社を置く。2005年に世界初の3Dリアルタイム・ライダーセンサーを発明して、特許を取得。2010年に最初のライダーを発売し、昨年10月の時点で累計販売台数は3万基に上っている。

2020/1/9

 

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