日野自動車は20日、パナマの中南米事務所を移転し、中南米地域のトータルサポート活動の推進拠点としての機能を強化すると発表した。17日に開所式を実施した。


中南米全域に対するトータルサポートの「地域推進拠点」としての機能強化を目的に、中南米事務所をパナマ・パシフィコ経済特区内に移転。各国販売代理店の人財育成のための研修・会議、スキルコンテスト開催のためのスペースを拡大した。これにより、顧客車両のアップタイムを最大化し、ライフサイクルコストを最小化する「最高にカスタマイズされたトータルサポート」のスムーズな実践とさらなる強化を図るとしている。

日野は昨年10月に公表した「Challenge2025」で事業基盤強化の一環として、グローバル販売台数の拡大と顧客の稼働を支援する「トータルサポート」の強化を掲げている。中南米地域は、北米地域とともに日野が第3の柱と位置付ける米州を構成する重要な市場と位置付けている。

同社は1960年代に中南米地域での販売を開始。19年には約1万5000台を販売し、累計販売台数は約20万台に上っている。

2020/1/21

 

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