独フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディは1月31日、ドイツ国内の従業員からの提案を実行したことで2019年中に1億130万ユーロ(約122億円)のコスト削減につながったと発表した。3年連続で1億ユーロの大台を超えたものの、18年の1億910万ユーロ(約131億円)は下回った。10年前の2009年はコスト削減額が5110万ユーロ(約61億円)であったことから、19年も高い水準を維持したことになる。

提案件数は約2万2500件となっており、前回の2万5000件を下回っている。このうち1万2500件を実施。実行された提案については、コスト削減につながった金額に応じて報酬が支払われた。報酬の総額は740万ユーロ(約8億9000万円)としている。

■国外工場では1.1万件
国外ではベルギーとハンガリー、メキシコの工場でもアイデアプログラムが実施され、1万1000件以上の応募があり、4000万ユーロ(約48億円)のコスト削減につながったとしている。

2020/2/3

 

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