BMWは21日、従業員からの提案を実行したことで2019年中に6200万ユーロ(約74億6000万円)以上のコスト削減につながったと発表した。1年間のコスト削減額としては過去最高額に上ったとしている。


同社は世界15カ所の拠点でアイデアを公募し、8000件超の応募を得た。このうち4分の1を実行に移したとしている。最もコスト削減額が大きかったのは2人の従業員が共同提出した案で、電子制御ユニットの効率性を改善するアイデアだった。同アイデアは初年度だけのコスト削減額だけで3900万ユーロ(約47億円)に達すると評価されたという。

ドイツではBMWの競合であるアウディが従業員提案に積極的で、アウディは先ごろ19年中に1億130万ユーロ(約122億円)のコスト削減につながったと発表。提案件数は約2万2500件となっており、金額と件数の両面でBMWを大きく上回っていた。

2020/2/25

 

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