中国・上海証券取引所上場のタイヤメーカー、賽輪集団(本社:山東省青島市)は2月29日、完全子会社の賽輪(瀋陽)輪胎が遼寧省瀋陽市に年産能力300万本のオールスチールラジアルタイアの工場を建設すると発表した。需要増に対応する。投資額は20億420万元(約310億4000万円)。


賽輪(瀋陽)の現在の年産能力は200万本。工場内に遊休地があり、新工場建設の条件を満たしている。新工場は業界全体のスマート化の流れに合わせ、情報通信技術(ICT)を駆使した最新鋭工場となる。完成後は需要増への応対とともに、競争力の引き上げとシェア引き上げにつながる見通しだ。

賽輪集団は瀋陽市と山東省青島市のほか、ベトナムでオールスチールラジアルタイアの工場を運営している。

2020/3/3

 

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