フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は5日、米インディアナ州のココモ・トランスミッション第2工場をエンジン工場に改修すると発表した。投資額は4億米ドルに上るとしている。


同工場は遊休施設となっていたが、今回の改修により1000人の雇用を維持したうえで、200人の雇用創出も見込まれるとした。改修後は排気量2000ccの直列4気筒ターボエンジンである「GMET4」を製造する。同エンジンはジープの「チェロキー」と「ラングラー」に搭載されており、現在はイタリアのモリーゼ州テルモリ(Termoli)工場で生産されたものを輸入しているが、今回の改修により生産移管されることとなった。

■21年の4~6月中に生産開始
改修後はココモ・エンジン工場に改称され、2021年の第2四半期(4~6月)中にGMET4エンジンの生産を開始する。同エンジンはハイブリッド車(HV)などにも使用することになっており、同社が2022年までに投入するモデルのうち30のグレードで使用されるという。

2020/3/6

 

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