現代自動車グループの部品大手の現代モービスは13日、ヘッドアップ・ディスプレー(HUD)市場に参入したと発表した。最初の製品は現代自グループの高級車ブランドであるジェネシスのスポーツタイプ多目的車(SUV)である「GV80」に搭載される。

現代モービスが最初に量産するのは12インチ(30.48センチメートル)サイズのHUDで、今後は25インチ(63.5センチ)以上の大画面HUDの開発も推進する方針だ。同社では10インチ(25.4センチ)以下のHUDを量販品、12インチより大きいタイプを高級品と位置づけ、フルラインアップ化を実現する。

■拡張現実HUDの開発加速
また、ドライバー前方の道路上に3Dバーチャルデータをリアルタイムに映し出すタイプの拡張現実(AR)を備えた「AR HUD」の開発も加速する。同社はAR HUDは自動運転車にとってもコア技術になると判断。同社は2017年にAR HUD技術を紹介し、2020年中の生産開始を目指していたが、現在もまだ開発段階にあるとしている。

2020/3/16

 

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