ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の3社と全米自動車労働組合(UAW)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するためのタスクフォース(作業部会)を設置すると発表した。


今後は大量の休職者が発生する可能性もあることから、生産計画の調整についても同作業部会で行う。このほかにも新型ウイルスに関する情報の共有や、感染した従業員の処遇、工場内の消毒、工場などへの訪問者のスクリーニング、従業員への啓発などの面について対応を調整する。

■実務はUAWが主導か
同作業部会の責任者は各社の最高経営責任者(CEO)や会長とUAWのギャンブル委員長が共同で務めるものの、実務ではUAWの各社担当バイスプレジデント(VP)と各社の医療職員、生産・労務管理部門の幹部が主導することになっている。特にUAWの各社担当VPについてだけ実名を挙げていることから、同作業部会ではUAWが重要な役割を担うとみられる。

UAWのギャンブル委員長は同作業部会について「新型ウイルスから人々を守るための、あらゆる手段を検討したい」と語った。

2020/3/17

 

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