ホンダは29日、中国の四輪生産販売合弁会社である広汽本田汽車有限公司(広汽ホンダ、本社:広東省広州市)が4月1日付で100%出資子会社の本田汽車(中国)有限公司を吸収合併すると発表した。これに伴い、本田汽車(中国)は、広汽ホンダの「広州開発区工場」に名称を変更する。

本田汽車(中国)は、中国初の四輪完成車の生産輸出工場として2003年に設立。よりフレキシブルで高効率な生産稼働体制への進化と事業体質の向上を目指し、18年の広汽ホンダによる完全子会社化を経て、今回、同社に吸収合併される。広汽ホンダの広州開発区工場では、メキシコ向け「シティ」の生産輸出を継続しつつ、新たに4月から中国国内向けの「アコード」の生産を開始する。

広汽ホンダの生産能力は、新たに加わる広州開発区工場の5万台を合わせて、年77万台となる。より高効率で柔軟性のある生産体制に進化するとしている。



2020/3/30

 

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