タイ投資委員会(BOI)は13日、三菱自動車のタイの生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)が申請していた電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の生産プロジェクトを承認したと発表した。総投資額は54億8000万バーツ(約180億5000万円)。23年からの生産開始を予定し、EVとHVはタイ国内で供給されるほか、東南アジア諸国への輸出を目指す。


MMThが中部チョンブリ県レムチャバンに保有する工場を改修し、EVとHVを生産する。年産台数は約3万9000台で、内訳はEVが約9500台、HVが約2万9500台となっている。

■PHVを先行して生産
BOIは昨年3月、MMThのプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の生産計画を承認。同社は昨年7月、21年3月までにタイでスポーツタイプ多目的車(SUV)「アウトランダー」のPHVである「アウトランダーPHEV」の組立生産を開始すると発表している。2020年後半にアウトランダーPHEVの組立ラインを完成させ、年産3000台の生産を計画する。

タイ政府は3月、2025年までにタイを東南アジア諸国連合(ASEAN)のEV生産のハブにする構想を発表。25年までにEV生産を25万台にする目標を掲げている。

2020/4/14

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する