米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、新型コロナウイルスによる肺炎重症者の治療に必要な人工呼吸器の量産を開始したと発表した。医療機器メーカーの米ベンテック・ライフ・システムズと協力し、3月17日に人工呼吸器の生産を表明してから1カ月弱で量産にこぎ着けたとしている。



GMは米インディアナ州ココモにある電子部品工場で人工呼吸器を生産している。同工場では1000人以上の全米自動車労働組合(UAW)組合員が人工呼吸器の生産に従事。4月中に600台以上の人工呼吸器を医療機関に納入する。

GMはトランプ大統領によって発動された国防生産法(DPA)に基づいて保健福祉省(HHS)から3万台の人工呼吸器を受注しており、6月末までに半数の1万5000台を納入する予定。8月末までに3万台の納入を完了する計画となっている。8月以降も需要があれば生産する方針だ。

2020/4/15

 

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