ロシアの自動車最大手でルノー・日産自動車アライアンス傘下のアフトワズは13日、同国西部サマラ州のトリヤッチ工場と西部ウドムルト共和国のイジェフスク工場の操業を再開したと発表した。両工場は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月30日から生産を停止していた。

同社は生産再開に当たり、すべての工程やオフィス、設備、ツールの消毒を行った。従業員にマスクを支給し、勤務時間中に検温を行うほか、建物内には互いに安全な距離を保つための目印がつけられており、社員食堂では座席の配置や食器の配布方式を変更したという。

同社はまた、工場敷地内や交通機関に多数の従業員が集まることを避けるため、各シフトの出勤時間帯の幅を拡げた。これに伴い、バスや保育所、社員食堂のスケジュールも調整したとしている。

2020/4/16

 

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