新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、中国の国有自動車メーカー大手、上海汽車集団(上汽集団)のインド子会社であるMGモーター・インディアは16日、シンガポール企業のメドクリン(Medklinn)と提携し、自社のモデルに車内殺菌技術を導入する計画を明らかにした。

MGモーターのスポーツタイプ多目的車(SUV)「ヘクター(Hector)」と電気自動車(EV)の「ZS」にメドクリンの車内殺菌技術を導入する。メドクリンの特許取得済みの「セラフュージョン(Cerafusion)」技術は化学物質を使用せず、活性酸素を利用して汚染物質や微生物、アレルゲンを除去し、車内の消毒と殺菌を可能にするという。

MGモーター・インディアのチャバ社長は、同社が将来を見据えたブランドとして、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)後の「新常態」に備えると強調している。

2020/4/20

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する