電子部品・車載電装品メーカーのアルプスアルパインは24日、レーダーセンサーの開発を手掛けるスウェーデンのAcconeerと提携し、車載向け次世代センシング技術を共同開発すると発表した。高機能でコストパフォーマンスに優れたミリ波センサーを開発し、独自検出アルゴリズムによる多彩なアプリケーションへの応用力を強化することで、車載向けビジネスの領域拡大を目指す。


Acconeerはスウェーデン南部のルンドに本社を置き、最先端の超低消費電力、高精度3Dセンサリング技術を強みとする。同社が開発する超低消費電力な高精度ミリ波センサーは、自動車のほか、バーチャルリアリティー、セキュリティー機器、ロボット制御に至るまで、さまざまな分野で応用可能という。

アルプスアルパインはAcconeerと次世代センシング技術の共同開発を行うことで、Acconeerが強みを持つ低消費で小規模回路での広角度検出アナログ設計技術と、アルプスアルパインのアンテナ、ミリ波設計、評価技術、車載品質管理技術を駆使した高機能でコストパフォーマンスに優れたミリ波センサーの開発が可能になるとしている。

2020/4/27

 

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