独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコの自動車メーカー、シュコダは27日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月18日から停止していた国内3工場の生産を約40日ぶりに再開したと発表した。再開に当たっては、従業員の保護のため、さまざまな衛生および安全対策を講じているとしている。


シュコダが生産を再開したのは、チェコ北部のムラダー・ボレスラフ(Mlada Boleslav)本社工場とクヴァシニ(Kvasiny)工場、ヴルフラビー(Vrchlabi)工場。3月18日の時点では少なくとも4月5日まで生産を停止するとしていたが、さらに3週間、停止期間が延長されていた。

■数週間内にほぼすべての生産再開へ
チェコ自動車工業会(Auto SAP)によれば、同国では3月以降、自動車関連のメーカーの90%が生産を停止または制限しているが、ほぼすべてが今後数週間内に生産を再開する見込み。

現代自動車は4月14日、3月17日から生産を停止していたチェコ工場の操業を通常の3シフト制ではなく2シフト制で再開した。トヨタ自動車と仏PSAグループのチェコ合弁会社のトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル(TPCA)は当初、4月17日の生産再開を目指していたが、5月4日から再開する予定となっている。

2020/4/28

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する