米アラバマ州商務省は4月29日、独ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツが新型コロナウイルス感染拡大の影響で停止していた同州タスカルーサ工場の操業を再開したことを明らかにした。4月27日から1シフトで再開。同社は今後数週間でフル稼働に向けてシフトを増やしていくとしている。


アラバマ工場は3月24日から生産を停止。当初の停止期間は2週間とされており、同社は「状況が改善したら操業を再開する」としていた。同工場ではメルセデスの「Cクラス」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「GLE」などを生産している。

生産再開に当たっては、米国疾病予防管理センター(CDC)からガイダンスを得て、西アラバマ商工会議所、アラバマ自動車製造業者協会、自動車イノベーション・アライアンスなどと安全慣行のベンチマークを策定した。

メルセデスの商用バンを製造するサウスカロライナ州ノースチャールストン工場は3月24日から生産を停止している。

2020/5/1

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する