トヨタ自動車の欧州部門、トヨタモーター・ヨーロッパは8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3月から停止していたトルコと英国の工場の生産を11日から段階的に再開すると発表した。同社はすでにフランスとポーランドの生産を再開している。

■トルコ工場は12日から再開
トヨタは3月21日からトルコ北西部サカリヤ県の工場の生産を停止していた。同工場では5月11日に生産部門の従業員が復帰し、従業員の安全に配慮した新しい生産体制の理解を徹底したうえで、翌12日から段階的に生産を再開する。同工場ではコンパクトSUV(スポーツタイプ多目的車)の「C―HR」と「カローラ」セダンを生産している。

■英エンジン工場を13日から再開
トヨタはまた、3月18日から生産を停止していた英ウェールズ北部ディーサイド(Deeside)のエンジン工場についても、同様に11日から生産部門の従業員が復帰し、安全措置を講じた後、13日から段階的に再開する。同工場では600人を雇用。英中部ダービーシャー州バーナストンの組立工場にエンジンを供給している。カローラのハッチバックとツーリングスポーツを生産するバーナストン工場は継続して停止する。

2020/5/11

 

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