自動車部品大手の米ボルグワーナーはこのほど、インディアナ州ノーブルズビルのテクニカルセンターに新たに先端技術研究所を開設したと発表した。乗用車・商用車のハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)用モーターやパワーエレクトロニクス製品のプロトタイプの開発が行われる。


同研究所の面積は4万平方フィート(約3716平方メートル)。エンジニアリングから開発分野までの全領域を同一の建物内で行うことで、デザイン工程でのダウンタイムを削減し、コストシナジーの創出や相互作用的な共同作業を促進するとしている。

同研究所はワイヤーフォーマーやスロットライナーインサーション、ワイヤーインサーション、レーザー溶接、ワニス塗装から、最終段階での検査を行うことが可能なモーター製造関連のあらゆる装置を備えており、プロトタイプ段階で製造工程の問題を検出した場合、同製品の量産を行う工場に伝達するといった機能も担うことになっている。

2020/5/19

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する