チェコ自動車工業会(Auto SAP)が19日発表した2020年4月の乗用車生産台数は前年同月比88.5%減の1万4589台と大きく落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大により、自動車メーカーが操業を停止したことが原因だが、来月意向は徐々に回復に向かうとみられている。
1~4月の生産台数は前年同期比31.1%減の33万7497台で、メーカー別の内訳はフォルクスワーゲン傘下のシュコダが29.6%減の21万8347台、現代自動車が35.3%減の6万5890台、トヨタ自動車と仏PSAグループのチェコ合弁会社のトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル(TPCA)が31.5%減の5万3233台だった。
同国では現在、シュコダと現代自が段階的に生産を再開しているものの、TPCAは先ごろ操業停止を5月25日まで延長すると表明していた。
2020/5/20