インドの自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は20日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で停止していた英国内の3工場のうち、中部ウェストミッドランズ州のソリフル工場でランドローバーのスポーツタイプ多目的車(SUV)「レンジローバー」を新しいソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)の下でラインオフしたと発表した。


JLRはソリフル工場の生産を段階的に再開するに当たり、すべての生産ラインとエンジニアリング施設、オフィスエリア、共有スペースの広範囲にわたる見直しを行い、社会的距離と衛生、健康状態の監視措置を講じたとしている。

同社のウェストミッドランズ州ウルヴァーハンプトン(Wolverhampton)のエンジン工場は先週、「インジニウム(Ingenium)」エンジンの生産を再開。北西部リバプール近郊のヘイルウッド工場は6月8日から生産を再開する計画だ。

2020/5/21

 

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