ドイツの自動車部品メーカー、BMTSテクノロジー(旧ボッシュ・マーレ・ターボシステムズ)はこのほど、独バイエルン州ブライハッハの工場を2021年末までに閉鎖すると発表した。同工場の生産品目は各国の工場に移管するとしている。


同社は今後、世界的な組織体制の強化を図り、自動車産業における厳しさを増す競争環境と市場の変化に対応していくと述べ、今回の閉鎖は持続可能な企業戦略と競争力の強化に向けた前進だと説明した。

同社は今後数週間のうちに従業員代表との協議を開始する計画で、同社の人事担当取締役を務めるJorg Spath-Dreyer氏は「労使協議会と綿密な協議をしたうえで必要な措置をとる」と述べた。

BMTSの前身のボッシュ・マーレ・ターボシステムズは2008年、ドイツの自動車部品大手のボッシュとマーレの合弁会社として設立され、2018年3月に香港の投資会社FountainVest Partnersに売却された。乗用車と商用車、オフハイウェイ車用のターボチャージャーの開発と製造を手掛けている。

2020/5/22

 

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