独ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は28日、米国とカナダの新車販売事業を廃止し、サービスに特化した運営体制に移行すると発表した。

米国とカナダのFUSOブランドの新車販売は、MFTBCの販売子会社Mitsubishi Fuso Truck of America(MFTA)が手掛けている。MFTAは今後、サービスに焦点を当てた業務形態の調整を行うとともに、米国とカナダの販売代理店と協力して販売店を部品・サービスに特化した拠点への移行を図る。

MFTAは部品配送センターと技術トレーニングセンターを併設する、米ニュージャージー州ローガン・タウンシップの本社を維持し、大半の従業員の雇用を短期的に継続する計画。

MFTBCは、MFTAが米国とカナダの顧客に対して2028年まで確実に保証修理や保守サービス、部品交換を提供できるように連携していく。またFUSO販売店は引き続き運営を続けることを両社の意向として示しており、新車の販売拠点には一定期間、在庫の販売を継続する選択が与えられるという。

2020/5/28

 

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