仏PSAグループとベルギーの変速機メーカーであるパンチ・パワートレイン(Punch Powertrain)は2日、2社目の合弁会社を設立することで合意したと発表した。電動デュアル・クラッチ・トランスミッション(e―DCT、電動DCT)を共同で開発し、生産する。


新会社の名称は「パンチパワートレインPSA・e-トランスミッションズ」で、今年の第3四半期(7~9月)中に営業を開始する予定。出資比率はパンチが61%、PSAが39%となっている。

新会社は電動DCTの「DT2」を生産し、PSAの次世代マイルドHV(ハイブリッド車)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)に供給する。PSAへの供給を開始した後は、ほかの自動車メーカーへの供給も目指す方針だ。

■1社目の合弁は22年に生産開始
PSAとパンチは2019年4月に1社目の合弁会社であるパンチパワートレインPSAe-トランスミッションズ・アセンブリー」を設立しており、PSAの次世代HVに電動DCTを供給することになっていた。同合弁会社は2022年にPSAのグラン・テスト地域圏モゼル県のメス(Metz)工場内で電動DCTの組立生産を行うことになっている。

2020/6/3

 

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